枯れた心に愛を
「水澤ってのはばあちゃんの姓なんだ。その頃のまさおはバンパイア界から人間界に食事をしに来る程度で滅多に来る事もなかったんだ。でもある日、まさおの前に“私の血を一生飲んで下さい”って言ってきた女性が居たんだ。まぁそれがばあちゃんなんだけど、どうやって知ったのかは知らないけどまさおは一目惚れしたらしい。そのまま出来婚でゴールインしちゃったんだけど、僕から見ても今だにラブラブだったからな〜まさおは今、凄くキツイと思う。人間より遥かに長寿なバンパイアは人間とは難しい……」
「それっ、俺に言ってますよね?」
「光希と羅葡には言っておかなきゃいけない事が山程有るんだ。この際「ワシが話す!」
まさおが帰ってきた。
「まさおは病院行かないの?」
「あぁ」
いつもと違う雰囲気のまさおさんと…そしてセナさん。
「羅葡…」
ソコへメイドが
「まさお様!!雫様からお電話が」
慌て出ていった。
「……!?親父?何なの?」
「……まさおが言うって言ってたし僕は止めておくよ」
意味深