枯れた心に愛を
自分の愚かさ
私は何をしているのだろうか?
「羅葡はもう人間界に帰らないのか?」
「何で?」
「1回、人間界に帰れば気持ちの整理出来るんじゃないのか?」
「帰らないよ?」
「サグレブは?」
光希の事は多分、忘れないよ。
本気の恋愛をした人だから。
でも、これからはレグルスとする。
どんなに一緒に居たいと願っても人間とは無理だと私は結論をだした。
父親や母親・友達の死に目をずっと見なければならないのならココに居て私を愛してくれる相手と一生生きる方が楽だ。
「レグルスが私の側にずっと居てくれるんでしょ?」
笑ったら、キスされた。
嫌じゃない。
激しくなるキスに私は立ってられなくなりレグルスに任せた。
ベッドに連れていかれ、手慣れた手付きで私は服を脱がされた。
「羅葡……結婚してくれないか?」