枯れた心に愛を
これからの…。
「家に帰ったら色々話そう?これからの事」
「うん」
「じゃぁ又、後でね」
「変な感じだね。卒業なのに」
「ほんとだ♪」
廊下に出て、穂波と奈々に迷惑をかけたお許しを貰う。
「許さないから」
ヤッパリ…。
「もぅ勝手に自分で悩んで自暴自棄にならないで、どんだけ心配したと思ってるのよ」
「バカ羅葡!!」
2人とも泣いちゃった。
「…ぅん。ごめんなさい」
「解れば宜しい」
「んじゃぁ今日、羅葡の家で卒業パーティーね」
「えっ!?何で…」
「最初、家の予定だったんだけど変更ね♪」
と、皆に場所変更してる穂波が居た。
「はやっ!?」
シェフに頼みバイキング形式の食事を作って貰った。
そういうので頭がイッパイで光希が水澤邸に帰って来ていることをすっかり忘れていた。
昼から始まり、只今午後6時。
客間で盛り上がってた時……。
「羅葡様…光希様が帰って参りました」