枯れた心に愛を


【光希】



レグルスが帰る時に俺の耳元で









「じゃぁな♪光希、悪いな1回抱いちまった。俺様が身を引くって事肝に命じておけ。大事にしろよ♪泣かせたらマジでコッチの種族にすっからな」



マジかよ!?本気で結婚しようとしてた訳!?
対等だったら敵わないよあんなイケメンに。








卒業式から1ヶ月がたったけど、羅葡を抱けない。
なんか比べられたら嫌って思う男心とプライド……。



春休みは水澤の皆と桜木の皆で兄貴のホテルに1泊した。
兄貴は遠江雫の大ファンでびっくりしていた。




昔の事は水に流し仲良くなった。
…と言うか、水澤フィナンシャルグループを敵に回せないからで。
何て奴等だと思ったが、俺は桜木の姓を捨てるのだから別にいいけど。




部屋に入る前に姉貴に呼ばれた。






「いいの?」


「いいも何も俺からプロポーズしたし、付き合いだしたきっかけも俺だし♪」


「そぅ♪久し振りにあんたのそんな優しい顔見たわ。幸せにね♪」


「ありがとう♪姉貴もな」

良かった。





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