枯れた心に愛を
「ル……ルミナリエぇぇぇぇ」
廊下まで響いて護衛が何人か入って来た!
「どうなさいましたか!!」
「……いやっ!!何でもない。下がっていい」
「はっ!」
出て行った。
「んで?ルミナリエ、羅葡に何をした?エェェ?」
ヤーサンの人ですかって程メンチを切った顔している。
この人、本当にまっとうな人ですか!?
「ま…さお、違うの。この人のせいじゃないの。私の不甲斐なさがいけなくて、この人はそんな私に渇をしてくれたの。だから全然悪くないから怒らないで」
「誠か?」
羅葡は頷く。
だから俺も、話を合わせる。
“解ったよ”と言ってマサレーツ様は納得してくれた。
羅葡は俺の中の何かを変にして帰っていった。
それからちょくちょく、遊びに来てはクダラナイ事を話してく。
別に構わないのだが、日に日に羅葡の来る日が待ち遠しくなって来た。
何だろうな?
サグレブに聞いてみよう!!
聞いてみたら………恋だと言った。
What!?