枯れた心に愛を
帰り道
「何でルミナリエが運転している?」
「覚えた。シートベルトして信号無視しなきゃこの距離では捕まらないですよ」
確信犯だ!!
「捕まったら大変だよ?」
「大丈夫です♪」
「あっそ。……そぅ言えばまさおは何の話?」
「……私は解りません」
昔から誰かが嘘を付くのがわかる様になった。
ルミナリエの場合、目が泳ぐとゆう何とも古典的な仕草なのだ。
「昔から嘘下手だよねルミナリエって♪」
「……すいません」
「何?」
「私の口からは何とも……」
「ふ〜ん」
家に着きまさおが出迎えた。
不気味だ。何か嫌な予感だ。
「羅葡、ワシの部屋に来い」
「はい」
いつもと違うまさおの雰囲気に“はい”しか答えられなかった。