枯れた心に愛を
穂波の家に着くと門の前に幸村が居た。
「すいません穂波、送って頂いて」
「いぃえ、大事な生徒ですし。大事な人の親友だから」
「ありがとう先生。今度、皆で遊ぼ♪」
「うん♪海行こうね。幸村も体気を付けてよ?穂波に心配かけんなよ?」
「言われなくても♪それじゃぁ」
っと光希に会釈して見送ってくれた。
「雪?」
「うん」
「羅葡知り合いなの?」
「まさおの会社のお得意先の息子」
「へぇ〜」
「でね、今度海行く約束したんだけどいい?」
「海!?ダメダメ!?絶対ナンパされるし、連れてかれる」
嬉しいけど……
「海行きたい!!海行きたい!!う〜み〜う〜……」
「解った。そんかし、俺が付き添うからな!!」
「幸村も来るんだよ?」
「多忙なのに凄いね」
「穂波の為に仕事調整してるんだって♪穂波愛されてて良かった☆」
「俺の愛も相当な物だぞ♪」
「……今日、奈々と斗騎さんが上手く行けば皆で行けるね♪」
あえてスルーした