枯れた心に愛を


「親父、ソレって僕が言う台詞なんじゃない?」


セナが言った。


「ははっ、そぅだったね♪ごめんな?」


「羅葡は幸福者だね♪家族皆さんに愛されてて♪」



「うん♪」






ソコに



「たっだいまぁ♪」


「「「「!!!!」」」」


ヤバイ!!
我が家始まっての問題児が帰ってきた。



「あらぁ♪皆揃って夕食?」


「珍しいだろう♪」


とじいちゃんが返事をした。


「「…………」」


光希とばあちゃんの目が合い沈黙する。



「ラブリー?このガキンチョは?」


「ラブリーのぉ〜彼氏♪」

っと可愛く言った。


「……!?」


親父(セナ)の胸ぐらを掴み小声で話してる。
光希は訳のわからないって顔をしている。
話が終わったみたいで、親父が口を開いた。



「光希君、お袋がね噛み殺したいって」


でた!!


「えっ!?」


光希びっくりしてんじゃん!!


「お袋の戯言だから気にしないで」


「ちょっとセナ!!ママでしょ!?そんな子に育てた覚えは無いわ」







< 88 / 159 >

この作品をシェア

pagetop