枯れた心に愛を


「光希の家は?どんな家族?」


「う〜んとねぇ…世間体を気にする冷めた家庭かなぁ?あんまり会話無いかなウチは。って言っても、俺にだけか。兄と姉にはチャントしてるかな…」


「ガキンチョの家に一回挨拶に行かなきゃいけないな〜」


と、まさおが言った。


「そうですね♪」


と、じいちゃんが答えた。

「何でですか?」


「羅葡ちゃんと結婚する予定でしょ?」


「皆、何言ってるの?まだ1週間しか付き合ってないのに結婚って…」


「いいじゃないか♪」


「良いんですか?俺なんかで?」


「光希!?」


「あこがれだったんだ。暖かい家族♪俺もこんな年だから結婚って意識してるし、ソレが羅葡とってのも…皆の前で恥ずかしいけど、もし良かったら結婚してくれますか?」


「……」



放心状態の私



「羅葡?返事は?」


「は…い」



「あらっロマンチックだこと♪」


「昔を思い出すね♪」


「えぇ」


なんか凄い事になってない?





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