枯れた心に愛を
なんかフワフワしてて地に足が付いてない感じ。
光希からハッキリした気持ちを聞けるとは思っても見なかった。
「じゃぁ〜光希は水澤の姓を名乗るか?」
「良いんですか?」
「光希と羅葡ちゃんの好きなようにしなさい♪」
「セナ君?あまり急かさないであげたら?」
「うん♪でも、楽しみだ」
おかしい。
明らかにおかしい。
光希を気に入ってるのは確かだ。
でも、何でそんなに結婚を急かすのかわからない。
わからないまま朝が来た。朝の4時代だと言うのに暑い。
念入りに支度をして光希を起こす。
「光希〜朝だよ?」
「う…」
「光〜?」
「……」
…………。
「早く起きやがれ」
一発入れた。
起きた。
「あぁ〜羅葡だぁ〜…」
「光希〜おはよう♪」
「?……!?あっおはよう♪何か、新婚みたいだね♪」
寝ぼけてたのか?
殴らないと起きないのか?面白い。
「海行こう?」
「うん。ちゅ〜」
まだ寝ぼけてるの?
光希の意外な一面を見た