絶対ダメな恋 〜偏見の世の中を生き抜いて〜下
「起きろーい一瀬!着くぞ」


井上の声が聞こえて、視界がハッキリした。


寝ちゃったんだっけ…。


隣を見ると安西も寝ている。


「安西起きて。もう着くよ」


「…ん、サンキュ。あーだるい」


「気持ち悪くなかった?」


「大丈夫。寝てたから」


初めての飛行機はもう終わり。


そして次は初めての東京。


ワクワクする。


「ちなみに一瀬と安西の寝顔はツーショットでパシャりました〜」


井上がカメラを持ってニヤリとした。


寝顔撮られたのも初めてだ…。


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