絶対ダメな恋 〜偏見の世の中を生き抜いて〜下
空港に着いて先生達からの注意を聞き、飛行機に乗り込む。


初めての飛行機の中にワクワクした。


安西が窓側の座席で、その隣が僕で、僕の隣が井上。


藤田は僕達とは大分離れた所に座っている。


名前順だから仕方ないんだけど。


そして発信のアナウンスが流れた。


「気持ち悪くなったら言ってね、安西」


もう気持ち悪そうだけど…。


「多分大丈夫…。酔い止め飲んだし」


飛行機が浮かび上がった瞬間、何とも言えない感覚に襲われた。


エレベーターに近い感覚。


隣を見ると、安西はダウンしていた。


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