粉雪
高速を下り、着いたホテルは超一流。
海の見える部屋で、バルコニーにはジャグジーまで完備されていた。
まるで、お城の中に居るみたい。
「…広っ!」
あたしの第一声は、コレ。
『…うん、さすがに広すぎ。』
隼人も同じように、少しだけ引いていた。
好奇心で部屋にある全てのドアを開けてワクワクしているあたしなんかとは正反対に、
隼人はため息を混じらせてベッドに倒れこんだ。
『…まぁ良いや。
おやすみ。』
「ハァ?!ちょっと待ってよ!
何で着いて早々寝るの?
探検しようよ~!」
その体を強く揺すってみても、嫌そうに眉をしかめられて。
『…うん、いってらっしゃい。』
すっかり寝る体勢に入った隼人に、ため息をついた。
こんなんじゃ、折角の限られた時間が勿体無い。
仕方なく荷物を持って部屋を出た。
フロントまで戻って、目的地の場所を聞いて。
急いであたしは、その場所へと向かう。
海沿いだけに、時折強い風に磯の香りを混じらせていて。
地元なんかとは、まるで違う。
だからなのか、楽しくて仕方がなくて。
海の見える部屋で、バルコニーにはジャグジーまで完備されていた。
まるで、お城の中に居るみたい。
「…広っ!」
あたしの第一声は、コレ。
『…うん、さすがに広すぎ。』
隼人も同じように、少しだけ引いていた。
好奇心で部屋にある全てのドアを開けてワクワクしているあたしなんかとは正反対に、
隼人はため息を混じらせてベッドに倒れこんだ。
『…まぁ良いや。
おやすみ。』
「ハァ?!ちょっと待ってよ!
何で着いて早々寝るの?
探検しようよ~!」
その体を強く揺すってみても、嫌そうに眉をしかめられて。
『…うん、いってらっしゃい。』
すっかり寝る体勢に入った隼人に、ため息をついた。
こんなんじゃ、折角の限られた時間が勿体無い。
仕方なく荷物を持って部屋を出た。
フロントまで戻って、目的地の場所を聞いて。
急いであたしは、その場所へと向かう。
海沿いだけに、時折強い風に磯の香りを混じらせていて。
地元なんかとは、まるで違う。
だからなのか、楽しくて仕方がなくて。