化け猫山
手を頭の上に振り上げ、投げたと同時に、
鬼婆は、何かに押され、一緒に川に落ちた。
《バッシャァァン》
子『んっなんだ?………………
逃げよう。』
子供は、チャンスだと思い、《バシャバシャ》と逃げて行った―
鬼婆『まったく、何なんだろうね!?今日は!!』
鬼婆は、ヒステリックになった。
?『………………』
鬼婆『黙ってんじゃないよ!!謝っ―』
立ち上がって、着物を絞りながら振り向くと、若い男が水に顔を付けたまま、ぷかぷか浮いていた。

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