秘密の恋 〜私の禁断〜 上

擦れ違う想い

次の日、目が覚めて時計を見たら昼の11時だった。




10時間くらい寝たらしい。




旦那が浮気して以来、熟睡した事なんて無かった。


久しぶりに清々しい朝。


隣を見ると旦那はもういなかった。




リビングに行くとテレビも付けずにソファーに座っていた。


目の下にクマを作って、明らかに眠そうだった。



「朝早かったの?」

「あ〜…ちょっとね」

「眠れなかったの?」

「うん…なんだろうな、ハハハ。」



元気なく笑う旦那。

…どうした…?



すぐにご飯を作り出した私。

旦那はテレビを付けても焦点があっていない。



…おかしい。



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