秘密の恋 〜私の禁断〜 上
「少し座ってもいい?」


そう言って勇気は隣に座って来た。


後ろから勇気の同僚が「ナンパかぁ??」って茶化して来たけど、勇気は冷静に「友達っすよ」って返していた。




そう、私達は友達。



だから別に一緒に飲んだってやましくないんだ。




「ねぇ、ミナ帰ろうか?」


ミナが肘うちしながらニヤニヤして聞いてくる。


「えぇ!?いいよ、カラオケは?」

「またでもいいっしょ!」

「あっ、俺が邪魔だよね。」

「えっあっ…みんないいって!!」



みんな何だか気を使っているみたい。




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