【短編】キミ×蜜×罰
でも、私をスキ?



そう聞ける勇気なんてなくて



「帰る」



少し、手が緩んだその時に逃げるように碧人の部屋を後にした




寒空の下ゆっくり自転車をこぐ



涙を流して



勇気のなかった自分を忘れようとする



付き合えって、エッチだけ?



いつも考えないようにしてたけど、今日は無理



自転車を止めて



溢れる涙を拭いた



拭いたって拭いたって拭いきれない



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