【短編】キミ×蜜×罰
言われた事がないから、自ら言ってみた



もしかしたら



“俺も”



って言ってくれるかもしれないって…ちょっとでも思った私がバカだった



「…何言ってんの?」



顔すら見えない真っ暗な部屋から返って来た言葉は、心に刺さった



「…」



「沙紅?」



涙が伝うのは見えないから



今だけ少し泣いてしまおう



それ位いいでしょ?



「沙紅、シカト?」



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