ワガママ〜先生に残した最後のお願い〜
部活も変えてみた。


合唱部から、上島先生が顧問をする演劇部へ…。



「俺の後を追い掛けてきたのかぁ?」って先生は笑いながら冗談っぽく言った。



そうだよ、なんて言える余裕はなかった。


こうやって先生にちょっかいだされることがあまりにも嬉しくて…。


わけもなく先生の前で泣いたら、そっと私の頭を撫でてくれた。



「スパルタしてやるからなぁ!」



泣きじゃくる私の耳元で囁いた先生…。



もっと好きになっちゃう。


大好きって気持ちが溢れてくる。


きっと、一生止められない気持ち…。
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