もう一度君に会いたい



あの後、何回かやり、遂に雪波の列の番になった。

あの日から俺と雪波は朝陽と雪波の友だちの子と遊ぶようになっていた。

まだ雪波は笑うことはないけど、俺たちは雪波の笑顔を見るためなら、いくらでも待てると思った。



そんな事を思っていたら、雪波が走り出した。

そして紙を拾って見た瞬間、雪波の動きが固まった。……気がした。


此処からじゃよく見えないけど、雪波は動かない。


< 37 / 87 >

この作品をシェア

pagetop