もう一度君に会いたい
朝陽とくだらない話で盛り上がってしいると朝陽が「あっ」と言った。
『どした?』
いきなりでかい声を出すから多少驚いて、固まっている朝陽に問いかけた。
「いや、俺のクラスにさ、すっげぇ美人なのにまったく笑わない子がいるんだ。」
笑わない女?
なんだそれ。
「なぁなぁ、まだ居ると思うから会いにいかねぇ?」
相当な美人なんだろう。朝陽の瞳がこれでもか、って位、輝いている。
『別にいいけど』
俺はこの後、別に用事もなかったし見てみる事にした。
「じゃあ早速、行こう!」
とさらに瞳を輝かせて自分のクラスへと向かった。
「ここだよ」
1-5。(ちなみに俺のクラスは1-4。)
ガラッ
扉を開いたその先にいたのは……
肩まで伸びた栗色の髪、雪のように白い手足、透き通った肌
『可愛ぃ…』
俺の口からは自然とそんな言葉が出ていた。