もう一度君に会いたい
「なーんだ、春のことか。まぁ春はカッコいいもんなー」
「男が男にカッコいいゆうなッ!」
そう言いながら茜は朝陽くんの頭を叩いた。
「おいッ!せっかくセットしたのにぃー」
朝陽くんはそう言って泣き真似をしている。
「あんたの髪なんかどうでもいいわッ!」
などと言い合っている。
こう見るとすごくお似合いだ。
朝陽くんは金に近い茶髪で顔も整っている。
茜も可愛いより美人系でたしかにモテる。
それに、ここだけの話、茜は朝陽くんの事が好きらしい…。