もう一度君に会いたい




「…ありがとう///」

そんな春を見て私まで赤くなった気がしたけど、素直にお礼をしてグレープフルーツ味のジュースを受け取った。


偶然なのか、運命なのか…。
グレープフルーツは私の一番好きな味だった。



『あのさ、』

春に貰ったジュースを飲んでたら、春が話し出したので私はジュースの缶を膝の上に置いて、春の話に耳を澄ませた。


『あのさ、今日も見て思ったんだけど…
雪波、ぶっちゃけ可愛いのよ。』

「なっ…!」

いきなり春が変なこと言うから、思わず顔が赤くなった。

文句言ってやろうと、春を見たら、春は真剣な顔をして私を見てたから、何も言えなくなった。





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