もう一度君に会いたい



「春、この子がさっき言った子。
米宮雪波ちゃん!」

『よ、よろしく…。』
ただ挨拶しただけなのに自分の顔が赤くなるのが分かった。

何だっ!?
どうしたんだよ、俺…。

俺は自分で自分が分からなくなった。

「よろしくお願いします…」

声まで可愛いな…。

って!
俺は変態かっ!!

「おぉ~~!いい感じじゃん。
お二人さんっ!」

と、赤くなってる俺を見て茶化してくる。

『おいっ!
朝陽…』

俺はさらに顔が赤くなった。

だけどそんな俺と対称的に雪波ちゃんは表情1つ変わらない。

なんか俺、悲しい……

〔乙女かっ!!
by作者〕





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