もう一度君に会いたい
「へいへい。」
一方、張本人の朝陽はそんな園田を適当にあしらっていた。
「あッ!ジェットコースター乗ろーよ!」
突然、園田が大声でそう叫んだ。
いやいやいや、サッキまで朝陽に愚痴っていたのにいきなりッ?!
てか、
「「切り替えはや…。」」
俺と朝陽のツッコミが聞こえなかったのか、園田はすでにジェットコースターに向かって歩き始めていた。
「ショーがねぇなぁ。」
そんな園田を見て朝陽は面倒臭そうに言いながらも笑いながら園田を追っていった。
――…まぁ、ジェットコースター、好きだもんな朝陽…。
『あいつらも行っちゃったし、俺らも行こっか。』
そんな二人に呆れながらも俺は雪波の方を振り返り、そう言った。