もう一度君に会いたい
「雪波ちゃん、雪波ちゃんは可愛いねぇ。」
『ほんとー?ありがとうッ!』
私はいつもの様にお父さんと遊んでいた。
お父さんは私の事を本当に可愛がってくれる、優しいお父さんだった。
授業参観も来てくれた。
だけど、いつからだろう?
その愛情が歪んだものになったのは…。
「ハァハァ…、雪波ちゃん、綺麗だねぇ。」
そう言ってお父さんは私の頬を撫でた。
『お、父さん…?』
今日はなんだかお父さんの様子が変で、私は不安になった。
私の震えた声に気付いたのか、お父さんは
「怖がらなくてもいいんだよ?…ハァハァ」
そう言いながら一気に私の服を脱がした。
『ぉ、父さん?
や…やめてッ!』
私は初めての恐怖に涙を溜めて叫んだ。
「ハァハァ…ハッ。
雪波…雪波…。
綺麗だよ。」
――私はまだ小学6年生だったけど、体は急激に成長していて、同級生の中では浮いていた。
その体が今――
あの優しかったお父さんの前で露になった。