もう一度君に会いたい
―――数分後―――
俺と朝陽と園田は授業をサボって屋上に来ていた。
「じゃあさ、またみんなで遊びに行くのはどう?」
園田の提案に朝陽は「でもさぁー…。」と言ってまた何か考え始めた。
「春くんはどう思う?」
そんな朝陽を無視して、園田は俺に話を振ってきた。
『それもいいけどさ、もうすぐ俺たちの高校って文化祭あんじゃん?だから四人で回らねぇ?』
「「それだッ!!」」
俺の提案に朝陽と園田は「今気付いたッ!!」「さっすが春!」などとバカっぷりを発揮しついる。
『(てか、高校初の文化祭ぐらい覚えとけよ…。)』
そんな事を思った春だけどあえて言葉に出さなかった。
「うちのクラス何やんだろー?」
『雪波には園田が後で言っといてくれよ。』
「了解ッ!!」
そんなこんなで、俺たちの『雪波を笑わせよう!~文化祭大作戦ッ!!~』(朝陽命名)が幕をあけた。