氷ノ様ナ鏡
この世界を手放す時
夜遅くに徘徊する
私と獣
太陽に隠れるように
ひっそりと動く
操られた人形の世界
この世界に
来たのは間違いだった
話しかけても
誰からも返事はない
振り向けば
奴らに制裁される
血を流しても
私は心無く笑うだけ
過ぎたことを
グダグダ言う人間の言葉を
もう聞きたくないから
いっそのこと
私を“ ”してくれ
英雄にされるのは
まっぴらごめん
私は彼等を
救えたのだから
もう自由にしていいんだ
だから私を“ ”して