氷ノ様ナ鏡
愛する者の純粋な血は極上のモノ
君を逃がさない
君を離さない
恐怖に怯える君は
僕から逃げようとする
だから
いつも君がひっそりと
忍ばせている
愛用のナイフで
少しだけ
邪魔なモノを切り落とす
最初は右足
次は右手
次は左足
最後に左手
フフッ
これで逃げ出せない
君の血は汚れていないから
とっても美味しい
同じ血液だとは思えないや
あれ―……
どうして
動かないや
あっそうか
疲れたから
寝ちゃったんだね
フフッ
今日から
誰にも邪魔されない
誰にも邪魔させない
幸せな一時
ねぇ―……
スキだよ
だから朝になったら
ちゃんと起きてね
僕はずっと君と一緒
君はずっと僕と一緒
永遠に...