太陽ジャンク
ここで言う忍者のように音を立てずに。
聴こえる。
唸り声が。
うわぁっ。
俺はすぐに壁に隠れた。
想像していたのよりも大きい。
猪が巨大化したような
毛むくじゃらの化け物。
ここは住宅街。
暴れるのは危険だな。
これはすぐに始末するべきだ。
俺はクゥに合図を送った。
壁の上にいるクゥはゆっくりうなずいた。
「ステイアルシャープ」
クゥは鋭い剣になり
俺はその剣を持ち
勢いよく化け物に立ち向かった。
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!!!!!」
怪物が振り向いた瞬間
毛むくじゃらに隠れている心臓に深く刺した。
怪物は悲鳴を上げ俺を振り払う。
俺は壁に背中を打ちつけた。
どうやら的を外したらしい。
ちっ、やっぱり一筋縄ではいかねぇか。
俺は剣を構え、体勢を立て直す。