太陽ジャンク
浅沼は精一杯の笑顔で言った。
「じゃあ、勇助、親友になってくれる?」
「お安い御用で。」
浅沼は本当に嬉しそうだった。
「あっでも、オレラ、ちぃと勇助だから
親友じゃなくて"ちぃゆう"だよ!!」
何ジョーク飛ばしてんだよ。
でも、ツボに入った。
俺は笑いを抑えきれなかった。
「あはっ、勇助が笑ったぁ。」
浅沼の顔に涙は消え、笑顔が咲く。
だけど、ごめんな。
俺とお前がどんなに約束したって
俺の使命が終わればその約束も消えちまう。
だから、永遠なんてねぇよ。
「勇助!!危ないっ!」
クゥの声が聞こえ、
俺は瞬時に反応し、
浅沼を抱え上から落ちてくる棒のような物をよけた。
「やり・・・?」
それは2,3本じゃなかった。
無数の槍の集まりが一つの鉄の棒となって落ちてきた。