太陽ジャンク
「まぁ、恋愛感情でちぃを襲うならありだけど♪」
「お前なぁ~。」
呆れてため息をつく。
「自分のこと"オレ"って言ってる奴に
恋愛感情を持たないって。」
「分からないわよぉ~?
それに、"オレ"って言うようになったのは
広さんの影響だわ。」
へっ?広兄の・・・?
「広さんはよく家にバンド仲間の男共を連れてくるの。
それで、ちぃは男まみれの生活であの口調になったの。」
「男まみれって…。言い方悪いな。」
「あら、気に障ったかしら?」
フフッと姫は小馬鹿にしたように笑う。
うーん…この女、何を考えているのか分からない。
「さて、店に戻りましょう。
ちぃたちが心配してるわ。」
店のドアを開けると
姫のその言葉を跳ね返すような
ちぃの明るい声が聴こえた。
「なぁ、勇助!!
オレもシニアに行っていいか?!」
「はぁ!?」