太陽ジャンク



「それが悠太かもしれないって。」


「それはないよ。」


悠太の答えは即答だった。




悠太はじっとオレを見る。





それまで可愛かった悠太の顔は別人のような険しい顔になる。




「無駄な努力はしないほうがいいよ。」



悠太の言葉にカチンとくる。




「なんだよ、無駄って…。


人が一生懸命に人探ししてるのに水を差すような言い方するなよ!!」



いつもとおかしい…。



先ほどまで心地よかった風が急に冷たく強くなってくる。




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