太陽ジャンク



「ちっ…遅かった…。」




俺は病室のドアを閉める。



病室にはもぅ浅沼の姿はなかった。



そういや吉太郎が姫がやられたって…。



窓の外を見た。



芝生に姫が倒れている。



「姫!」



俺は姫のもとに駆け寄った。




「ちぃが…ちぃが…っ!!」



血まみれの姫が俺にすがりつき訴える。




「奴はどこに!?」



その問いかけに姫は固まった。


いや、俺の後ろを見て固まっている。




< 78 / 102 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop