太陽ジャンク
「俺、シニアあんのに…。」
勇助がボソッと言った。
「シニアって野球の?」
「ああ」
「野球やってるんだぁ!?」
「おぅ」
「すげぇ~!!」
勇助は黙って顔をそむけた。
あれ?照れたのかな??
「じゃあ、暇な日でも良いから来なさい。」
「なんで命令口調なんだよ。」
「会長だから。」
勇助は納得が顔をした。
「まっまぁ、オイたちはボランティアみたいなものだからぁ。
ほんと時間がある時来てくれれば嬉しいよぉ。」
「おぅ!!世のため人のためって言う奴よ!!」
勇助はため息をした。
「じゃあ、暇な日にくるよ。」
そう言って出て行った。
なんかちょっとさびしいなぁ。
「不思議な子だったわね。」
姫の助が言った。
うん。
でも、やっぱりあの子が
"ゆう"だと思う。
根拠はないけど。
いつもの根拠のない自信とは違う。
きっと。
ね?