太陽ジャンク
「ユウ!」
すると、どこからか浅沼の声がした。
本人からではなくこの空間全体から響く声。
「なんだよ。」
次に聞こえたのは浅沼ではなく他の幼い男の子の声…。
この声って・・・
「今日もヒロ兄の所で上の世界の話を聞いたんだ。」
上の世界…確かに浅沼の声はそう言った。
「明日ね、ヒロ兄が上の世界に連れてってくれるって!
ねぇ、ユウも一緒に行こうよ♪」
「サッカーの練習が終わったらな。」
サッカー…俺も昔習ってたっけ。
「うん!じゃあ、ヒロ兄の家で待ち合わせね!
また明日!ユウ♪」