太陽ジャンク
俺は気付いた。
これは幼いころの俺の記憶。
そして、俺は浅沼を裏切って浅沼たちが上の世界へ行くことを警察にチクッたんだ。
俺…最低だな…。
すると、背景が変わる。
「ちぃ…起きてくれ。」
上の世界に行ったヒロ兄と浅沼だ。
「俺たちはこれから上の世界で生きていく。
だから下の世界の記憶をすべて消させてもらう。」
ヒロ兄は浅沼に言い聞かすように浅沼の両肩をつかむ。
「下の世界ってことは…ユウのことも?」
浅沼は戸惑い不安そうな顔をする。
「そうだ。」