太陽ジャンク


「いやだ!!!」




浅沼はヒロ兄の腕を払う。



そして泣き出す。




「ユウのこと…忘れたくない…。」




俺はズキンと心が痛くなった。




「ユウのこと…好きだもん。


ユウ…この前、結婚してくれるって言ってくれたもん。




だから…だからずっとユウのこと思っていたい…!!」




浅沼は泣きじゃくり、ヒロ兄に訴える。



黙っていたヒロ兄はおもむろに浅沼を抱きしめ、口を開いた。




「分かった。ユウのことは忘れなくていい。」



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