会長とあたし








そう思った時だった。






あたしは思わぬ事態に口があんぐり。




はたから見れば、



そうとう間抜けな顔だったと思う。







だって…だって・・・・!!





会いたいと思った篠原さんが



目の前に居るんだもん!






『ここ1-B?
 生徒会でぇす。』




みんなも気付いたみたいで



騒ぎ始めた。




「なっつ!!あの人だよ?!」


「は?何が?あの人は、しの…」




「「生徒会長様ぁ~!!」」




桃華が言わなくても分かりましたよ。







・・・って、篠原さん・・・






生徒会長さんだったの!!?





「ねぇもしかして、なっつが言ってた篠原さんって…?」


「桃華ぁ~どうしよぉう!!」




生徒会長さんに初めての遅刻を


しっかり記憶されちゃいましたァ↓↓




そんなショックなあたしに構いもせず、




『奈津子ちゃぁん♪やっぱ1-Bだった?』




なんて可愛い顔で言ってくる。





…もちろん、周りの女の子は



「なんで?」やら「誰あの子?!」やら…





女の子って・・・・・




何でこんなにイガミたがるのかなぁ?








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