Dream chance~アイドルのあなた~
仕事だ!!

オレは、気持ちを切り替えて、あの子に背中を向けた


『優…』


その時

ふいに名前を呼ばれた気がして、振り向いてしまった…

もちろん
ファンの子達は俺達の名前を叫んでいて、
普段呼ばれても全く気にならないのだが


たった一つの声が

風に乗ってオレの心に届いたんだ…

実際耳に聞こえていたのかどうかはわからない…

ただ…心に届いた…

何の根拠もないけど
その声はあの子の声だと確信した


きっとまた逢える…

オレの中で
運命という歯車が回りだした音がした…
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