Dream chance~アイドルのあなた~
思わず由衣の腕を掴む手に力が入る。

『え?あの人?…ってどの人よ!
ってか、愛、力入れすぎ!痛いから~!』

由衣は笑って私の手から逃れる。

でも、そんな事にかまってられない!

だって…だって!

いたの!

私から10メートルくらい離れた所に5人かたまって談笑している男の子達…。

それぞれカッコいい…とは思う。
個性があって…これだけたくさんの女の子達を熱狂させるだけはある…。

でも…でも…そんな事じゃないの!

私の目を釘付けにしてるのは…


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