ツンデレ少年
2
私たちは1年5組の教室へ向かった。周りには知らない人ばかりでなぜだかとても緊張した。隣に夏喜がいたのが唯一の救いだった。よし、私は一歩踏み出そう。この1年5組へ!これから、私のスクールライフが始まるのだ!!えーい!
「ね、邪魔」
「うぎょっ!!?」
どくん!いきなり背後から声が聞こえて私の心臓は飛び上がった。に、しても・・・かなり空気読めない奴だなあ。誰だよ、全く。夏喜と一緒に後ろに振り向く。と、そこにいたのは合格発表時に見かけたイケメン二人組の一人だった。