Replicant・Lover's-L No.6 もうちょっと後日談

「う、うん。聞いてるけど……なんか、想像出来ないし……」

「想像出来ないのと、現実にならないのは必ずしも同一ではない。今回はたまたま運が良かっただけだ。大体、キミはうかつ過ぎる。切羽詰まっている状態ならまだしも……」

ジンは、ホントに怒っているらしい。

いつもより多弁だ。

ジンの静かに落ち着いた口調の攻めに、あたしは、ママに怒られる小学生のように俯いて話を聞いた。