Replicant・Lover's-L No.6 もうちょっと後日談
「これって、あたしのせいだよね? あたしを……」

「違う」

あたしの言葉をジンが遮るようにきっぱりと否定した。

「俺の判断だ」

「でも……」

「俺がヨシダにセーフティーロックの解除を頼んだ。俺が判断したからだ」

でも、それは……。

「……おい?」

あたしは、いつの間にかジンの身体に腕をまわして抱きついていた。


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