Replicant・Lover's-L No.6 もうちょっと後日談
「あたしを守るために、あたしとの思い出まで壊すの?」
「必要であり、出来うる状況にあるなら」
ジンが迷いもなく答える。
「辛かったり、寂しいと思ったりしなかったの?」
「感情は全てプログラムだ。最優先事項の為に切り捨てるのは当然だ」
「思い出も自分の頭の中のプログラムの一部なのに……」
「あの時点ですでに別のプログラムが破損していた。再生出来ないのなら、他のプログラムが壊れても支障は無い」
「必要であり、出来うる状況にあるなら」
ジンが迷いもなく答える。
「辛かったり、寂しいと思ったりしなかったの?」
「感情は全てプログラムだ。最優先事項の為に切り捨てるのは当然だ」
「思い出も自分の頭の中のプログラムの一部なのに……」
「あの時点ですでに別のプログラムが破損していた。再生出来ないのなら、他のプログラムが壊れても支障は無い」