Replicant・Lover's-L No.6 もうちょっと後日談
「これって、ホントに痛くないの?」
「ああ、全く痛みはない」
あたしが声をかけるとこんな風に即答してくれる。
けど、視線は床に落としたまま。
「でも、眉間に皺寄ってるし、何か辛そうだよ?」
「気のせいだ」
「でも、でも……」
両手で包むように擦る。
痛むのなら、その痛みが少しでも和らぐように。
すると、深く溜息を吐き出し、やっとあたしの方へ顔を向けてくれた。
「ああ、全く痛みはない」
あたしが声をかけるとこんな風に即答してくれる。
けど、視線は床に落としたまま。
「でも、眉間に皺寄ってるし、何か辛そうだよ?」
「気のせいだ」
「でも、でも……」
両手で包むように擦る。
痛むのなら、その痛みが少しでも和らぐように。
すると、深く溜息を吐き出し、やっとあたしの方へ顔を向けてくれた。