眼鏡ヲタクは俺様王子!?
「陸――!!」
あたしは走って陸の背中に抱きつく
「仁菜子!」
陸の声が陸の背中から響く
「やべー
キスしてぇ――」
「ダメだよ?
外なんだから……」
なーんて言って期待するあたし
「そうだな…」
って言ってあたしの頭を撫でる
「今日は、ありがとう」
「いい両親だな
仁菜子がこう育った理由がわかったよ」
「ありがとう」
いつもの陸じゃない……
あたしの心臓が元気に動き出す
「俺のとーさんとかーさんにも
今度、一緒に会いに行こうな」
「うんっ!」
嬉しい!嬉しいよ
あたし、こんな幸せでいいのかな!??(笑)