眼鏡ヲタクは俺様王子!?

「早く帰って来てね…」



寂しそうに言う仁菜子…

いつの間にこんなキレイになったんだろう…?



「変な男に捕まんなよ」


「陸も浮気しないでね」

イタズラに笑う仁菜子をもう一度抱きしめた

あと5秒だけ………

5……………

4…………

3………

2……

1…


「もう行け

仕事中だろ?」


これ以上仁菜子といたら離れなれなくなる


「うん……」


「そんな顔するな
また会えるんだからさ」

「そうだね…」



仁菜子はゆっくり俺から離れて屋上のドアの前まで行った
< 340 / 369 >

この作品をシェア

pagetop