◇◆近距離恋愛◆◇〜続編〜
「いって・・・何すんだよ」
そう静かに言うと
そっと振り返る
怖い目
最近の隼人は
空ちゃんと話してるときの方が優しい目をしてる
こんなときまでそんなこと考えてしまって
自分に苛立って
情けなくて
涙が溢れた
「昨日の、昨日ことは、ごめん。隼人、美海のこと邪魔ものあつかいするから」
何故だろう
ここまで言えたのに
空ちゃんにやきもちやいたってはっきり言えないのは
言えないもどかしさは涙に変わっていく
「泣くなよ。泣き虫・・・。俺もごめん。昨日むしゃくしゃして酷いこといった」
隼人は美海の頭に手をのせて美海の目線に合わせて体を小さくする
「美海のこと邪魔とか思ったことねえから。
てかおまえがいねえと何か物足りない」
そう言って隼人は美海に優しくキスをした
やきもちやいたこと
言えなかったけど
隼人の気持ちわかってよかった