◇◆近距離恋愛◆◇〜続編〜
それでもやっぱり
美海の言葉がこだましている
幼なじみに戻ろう
確かにそう言っていた
そんなこと言わせるまで
俺はあいつを苦しめていたのか?
あんなに泣いていたのに
おいてきてしまった俺に
別れたくないと言う資格はあるのだろうか
病院につき、受付のひとに部屋を聞いてその部屋に飛び込んだ
ガタンッと開くドアにビックリしたのか
田中空はビクッとこっちを見た
「隼人くん・・・。」
きょとんとした顔をして
俺を見ている
俺は乱れた呼吸を整えながらベッドの前までいった
「大丈夫なのか?」
そう一言言うと
田中空は俯いて無理矢理笑顔をつくる